優秀な人材と出会える|株式会社レイス

●ヘッド八ンティングとは一線を画す レイスのスカウトビジネス

転職コンサルティングから就職サイトまで、社会人の「キャリア・アップ」を支援するスキムは二○○○年以降、爆発的に増えている。ひと昔前まで「数年いただけで会社を移るような人材にロクなヤツはいない」といい切る人事担当者は圧倒的多数だった。が、いまや転職は人生に一度きりのイベントではなくなった。ビジネスエリートたちが白分の力を認めてくれる場所を探すのは、いまやひとつの生き方でもある。

2007年だけでも、niftyの運営する「ビジネススペース」、リクルートの運営する「リクナビCAFE人脈BANK」、アドウェイ スの運営する「Bizzo」、などが次々とオープン。また、世界最大のビジネスSNS「LinkedIn」が日本上陸を発表するなど、 ビジネスSNSは今、非常に注目を集める業界となっている。

アメリカのビジネスSNS利用 者は約九○O万人。この数字は、 アメリカ最大規模のSNSの約 七・二%に相当する。日本で最大 規模のSNS『ミクシイ』の会員 数は約一○OO万人。その七%が ビジネスSNSを利用する層だと 考えると、レイスの想定する五万 人は決して大きなコミュニティと はいえない。その意図を岡野氏は 次のように語る。 「コミュニティのメインとなる 会員層は、レイスがスカウト で接触するビジネスパーソンの プロフィールとほぼ変わりませ ん。二五歳〜三五歳を中心とした 若手ビジネスパーソンで、年収 一○○○万円以上が二○%、役職 者が八○%。そういった人材が集 まる場所であることが、『Wiz li』の最大の特長だと考えてい ます」。

実はこのSNS.富士通が会社とし て公式に用意したものではなく、言わ ば社内LAN(構内情報通信網)の申に できた「勝手サイト」。会社として利 用を推奨したことは一度もないのだ。 発端は、グループの富士通ソフトウ ェアテクノロジーズ(FST)が新製品 として開発した社内SNSを、一部の 社員にテスト目的で利用してもらった ことだった。その一部社員が、グルー プ内の他の社員をSNSに誘い、草の 根で利用は広がっていった。

研修では、独自に開発した「キャリアコンサルタントトレーニングプログラム」や、「コーチング研修」などを行い、 それらを受講することによって、アセスメント技術の向上や倫理観の確立に努めています。 コンサルタント全員がGCDF資格取得に励むのもその一環です。

創業時は中小企業を対象とした新卒 採用の支援を主な業務としていたが、 2004年から本格的にスカウティング を業務の柱に据えた。業績は好調だ。 今年9月期の売上高は前年比約L5 倍の30億円以上を見込み、顧客企業 へ紹介する移籍実績は今期で650人、 来期は1000人以上を目指している。

一方、人材採用で培ったノウハウをもとに、同社は上場支援や企業の合併・買収(M&A)仲介事業と、事業領域を広げつつある。「あらゆる側面から企業活動の支援を行いたい」と藤社長は狙いを明かす。 「上場も視野に入れつつある」と藤社長。事実、18億5000万円(05年9月期)、21億6000万円(06年9月期)と売上高は順調に推移している。当面、07年9月期の売上高を31億7000万円に引き上げることが目標だ。

「職場に違和感や疑問を感じながら も、処遇や環境にある程度満足してい て行動に移さない人が多い」。レイス はその動かない層に「気づき」を与え、 転職市場に引きずり出す。 その市場規模はどれほどなのか。 民間シンクタンクの労働運動総合研 究所によると、年収400万円以上のホ ワイトカラー(管理職を除く)は1013 万人。藤は、このうち600万人ほどが 20〜30代の若手世代と見ている。 「今いる場所がベストかと聞くと、 半数がノーと言う。つまり600万人の うちの半数、300万人に潜在的なミス マッチがあるということです」

One Point <社員と一緒に> レイスという社名には、「走る」、「進展する」といった意味のほか、「仲間」という意味がある。同社は「社員に成長の場を提供することが社長の役割」(同)と社員を大切にする姿勢を貫く。初めて契約を獲得してきた社員の帰社時にケーキを用意したこともあるといい、社名の由来を裏切らない。 「レイスに入社して良かったと、一緒に成長を感じられる会社にしたい」と藤社長は意気込む。その姿勢がある限り、レイスの成長はまだまだ続く。

情報共有を目的として社内SNSを 導入する企業は増えており、それ白体 は珍しくない。しかし内容は、業務日 報の公開や新規事業の議諭など、あく まで業務の範疇。社命として利用を促 された手前、そうせざるを得ない。 だが、富士通の場合は全く違う。

「私、絶対に留学だけはしたいと思 っているの」 冒頭のオフ会の日、ある20代女性 の参加者は、こう打ち明けた。本社で SE(システムエンジニァ)職や携帯電 話の開発に携わる若手、研究職に就く 若手が「そうなんだ」「いいね一」と応 じ、話は広がる。彼女は言う。

●「日本経済株式会社」の人事部
「社内の人事異動は絶対にすべき。 抜かれる部署からすれば取られたとな るけれど、人事異動で会社全体が強く なれば、その部署にも跳ね返る。これ はマクロでも言えること。その人が、 生き生きと活躍できる会社への配置転 換をお手伝いしているだけです」 つまり、レイスは「日本経済株式会 社」の人事部であり、スカウトをする 伊東らは人事部員というわけだ。